プロ野球の「マイナビオールスターゲーム2017」が、第1戦が7月14日(金)にナゴヤドームで、第2戦が15日(土)にZOZOマリンスタジアムで開催される。2012年から2016年まで刊行されたシリーズ書籍「みんなの あるあるプロ野球」(カネシゲタカシ・野球大喜利著・講談社)の編著者である漫画家・カネシゲタカシ氏に、「オールスターあるある」を聞いてみた。
◆親のような気持ちで初出場の“ウチの子”を送り出す
「他の選手と仲良くできるだろうか」、「ひとり寂しくベンチで座ってないだろうか」など、初出場の若手を親のような気持ちで見守ってしまうのがオールスターです。2001年に初出場した井川慶(当時阪神)など、練習でキャッチボールする相手が見つからず、ひとり“壁当て”していたそうですから、余計にハラハラしてしまいます。
◆「俺のココを見ろ!」の問いかけに「お尻」と回答した糸井嘉男のあり得なさ
2014年のオールスターでの出来事です。中継局が各出場選手に「俺のココを見ろ!」というテーマでアンケートをとり、各選手のアピールポイントを紹介する企画があったんですね。中村剛也(西武)が「長打力」、堂林翔太(広島)が「フルスイング」などと答えるなか、糸井嘉男(当時オリックス)の回答は「お尻」。当然、テレビ中継のカメラではバッチリお尻が抜かれていたことを今もときどき思い出します。ちなみに2012年のオールスターでも同様のアンケート企画があり、当時ロッテの成瀬善久は「球の遅さ」と回答。アピールポイントって、人それぞれですね(笑)。
◆「オールスターが終わるといよいよ後半戦」などというが、全然キリは良くない
6月下旬には半分以上の試合数を消化してますから(笑)。例えば今年の年間試合数は143試合なので、厳密にいえば72試合を消化した6月25日ごろが前・後半の分かれ目のはず。しかしオールスターまでに消化予定なのは86試合。「ここが節目」と言うには、ちょっと遅すぎですよね(笑)。かつて130試合制だった頃は前後半の分け目が7月中旬ごろにあたったのでちょうど良かったのでしょう。今もオールスターで前・後半を区切るのは当時の名残りなんですね。
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