野球解説者の佐野慈紀氏(49)が、現役時代に残したプロ野球タイ記録の1イニング4被弾となった試合で、登板前にブルペンで200球も投げたために、登板時には疲労困憊だったことを明かした。
8月6日に行われた横浜DeNA対広島17回戦で、AbemaTV(アベマTV)の解説を務めた佐野氏は、ファンから寄せられたコメントに反応。中日在籍時の2000年に、巨人戦で中継ぎ登板すると1イニング4被本塁打の日本タイ記録を達成してしまった。
この試合について佐野氏は「みんなに『何しとんねん、どうせ打たれるなら5本打たれろ。もう1本打たれたら名前が残るのに』とあたたかい言葉をもらいました」と笑いながら明かした。
また、4被弾の理由を聞かれると「なかなか使ってもらえなくて、ふてくされていたんです。自分で調子を上げなきゃとブルペンで200球くらい投げてました。そうしたら急に展開が変わって、佐野投げろと言われて。初球からふにゃふにゃしたボールしか投げられなかったです」と、まるで力が入らず簡単にスタンドまで放り込まれたという。
投手としては悔しい記録ながら、本人は「誰に打たれたかまでは覚えていません。唯一の心残りは、もう1本打たれるべきだった」と、懐かしそうに振り返っていた。
(C)AbemaTV
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