文句ないスタートを切った。8月11日に開幕したプレミアリーグ17/18シーズン。代表ウィークに入る前に3試合の日程を消化した。マンチェスター・ユナイテッドは、3勝0敗の成績で堂々の首位。しかも10得点0失点と、唯一の二桁得点かつ無失点チームだ。
好発進の要因はどこにあるのか。まずは新戦力が順調にフィットしたことだろう。エバートンから新加入のルカクは、3試合を終えて3得点とチームトップのスコアを記録。もちろんゴールを決めるだけでなく、ロングボールを収め、カウンターの起点にもなり、センターFWとしての役割を十二分にこなしている。もはやチーム戦術の要だ。
また、チェルシーから新加入のマティッチも、ボランチに入ると、その能力をいかんなく発揮。ボールを散らして攻撃の組み立てに貢献するだけでなく、守備面では敵のカウンターの芽を摘み、まさに屋台骨となっている。マティッチの存在で、ポグバ、マタ、ミキタリヤンなど他の中盤の選手が、活きている。
この2選手は、そもそもプレミアの水に慣れていた、ということもあるだろう。一方で、同様に新加入のリンデロフは、まだリーグ戦で出番はない。だがジョゼ・モウリーニョ監督は、ポルトガルからやって来たCBの順応に、まだ時間が必要と考えているようだ。
このように新参者たちが期待を裏切らなかったマンU。過密日程が始まれば分からないところもあるが、快進撃はしばらく続きそうだ。
文・本田千尋
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