プロ野球選手がお立ち台でファンに向けて話す言葉の1つに「みなさんの声援が力になりました」というのがある。ホームグラウンドでファンから大声援を受ければ、選手のテンションもアップし、実力以上のものが発揮されることもあるだろう。連日満員になる横浜スタジアムをホームとする横浜DeNAの主砲・筒香も「具体的な言葉というより、声援の大きさが力になる」という。では、その大声援は実際にどれくらいのものなのか、計測してみた。
計測したのはシーズン半ば、とある日に横浜スタジアムで行われた横浜DeNA対巨人戦。両軍の攻撃時の音量を、スマホアプリで計測してみた。すると横浜DeNAの攻撃時は、巨人よりも平均で10デシベル大きく、約91デシベルだった。ピークになったのはチャンステーマの時だ。大チャンスを迎えた際にピークを迎えると、大台の100デシベルに到達した。これに匹敵するのが、守護神・山崎康晃投手が登板した際に起きる「ヤスアキジャンプ」だ。この時は99デシベルを記録した。
100デシベルとはどの程度か。調べると「電車が通った時のガード下」「プロの声楽家の歌声」に匹敵するようだ。「地鳴りのような大声援」などと表現されることもあるが、グラウンドにいる選手にとっては単純に音が大きいというレベルを超えて、音の波が感じられるぐらいの大音量であるようだ。
リーグ2位以上に入り、地元ハマスタでのクライマックスシリーズ開催を目指す横浜DeNAだが、選手やチームを強力にバックアップする声援が、僅差の接戦になるほど威力を発揮しそうだ。
(C)AbemaTV
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