2020年東京五輪の正式種目に決まったサーフィン、その魅力とは? MC nicoが語るサーフィンコンテストを楽しく見る方法 Vol.1

2020年の東京オリンピック正式種目に決まったサーフィン。しかし、サーフィンのコンテストの見方やルールに関しては、まだ知らない方が多いのも事実。そこで、JPSA(日本プロサーフィン連盟)のコンテストMCとしてLIVE実況をしているnicoがサーフィンコンテストの魅力や見方を分かりやすく解説。初回はサーフィンとはどんなスポーツなのかを伝えていきます。

皆さん初めまして、nicoです。ここでは自分のサーフィンの経験、MCとしてコンテストを見てきた経験から、サーフィンをあまり知らない方でも楽しくコンテストが観れるようにわかりやすく説明していきたいと思います。


最初となる今回のテーマは、ズバリ「サーフィンって何?」。簡単に言ってしまうと板の上に立って波に乗るスポーツなんですが、最初はコンテストとは縁のない、若者文化のひとつから発展していったんです。それがだんだんとオシャレなショップが増えたりで、最近では用具も買いやすくなりました。業界が成熟するにつれてコンテストも広がりを見せ、更には国内を飛び出して世界で活躍するライダーも増えています。そしてカルチャースポーツの枠からはみ出して徐々にアスリートスポーツとして認知され、ようやくたどり着いたのが2020年の東京オリンピックになるのです。


では、そんなサーフィンの魅力とは何なのかと言うとズバリ”自然が相手のスポーツ”です。ここまで自然の影響を受け、左右されるスポーツもないでしょう。風、風向き、波、うねりの方向、そして地形の形状などパーフェクトな条件が揃うことはなかなかありません。それでも1度そのパーフェクトなコンディションを経験してしまうと何度でも海に足を運んでしまいます。日本だけでなく世界各国へも波を求めて放浪するサーファーも少なくありません。ただ、コンテストに当てはめてみると、条件が揃わない場合、大会に見合ってない波の大きさであれば場所や日程、時間の変更は当たり前にあります。この辺についてはまた次回以降お話します。


また、スポーツの角度からサーフィンを見てみると魅力の多さに気付かされます。サーフィンに限らずスキーなど、人間はスピードを感じるだけでも楽しい。乗り物に乗ってスピードを感じて思わずにやけてしまった事がある方も多いのではないでしょうか? さらにサーフィンでは波の上で感じる独特の浮遊感を体感しながら全身で風を受け、サーフボードをコントロールしながら進んでいきます。少しでも長く乗れたら最高の気分なんです。それでありながらプールで泳いだ時の疲労感に似ている心地よい全身の疲れがあり、それもまた気持ち良いんですね。近年では手軽なレジャーとしても人気のあるサーフィン。これを機に一度体験してみてはいかがでしょうか?


では、次回から本格的にコンテストについて語っていきたいと思います!

プロフィール

AbemaTVにてJPSAのナビゲーターを務める傍ら、J-WAVEなどでもレギュラー番組を持つ人気MC。本人も生粋のサーファーとして幾多の海外トリップを経験している。

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