エジル、ベイル、ウィリアン? マンUの“冬のマーケット”を占う!

もっとも優先度が高いポジションは……

 現在、リーグ戦で2位のマンチェスター・ユナイテッド。首位を独走するマンチェスター・シティに食らいついていくためには、新戦力の補強も必要になってくる。冬のマーケットでどんな選手が必要になるのかを占っていきたい。


 開幕当初は不安視されていた左サイドバックは、アシュリー・ヤングやルーク・ショーの台頭によって優先度は下がり始めている。加えてデイリー・ブリントやマッテオ・ダルミアンも左サイドバックでプレーできることを考えれば人員は十分といっていい。


 現在、もっとも足りていないポジションは右サイドバックだ。12月17日に行われたウェストブロム戦でアントニオ・バレンシアが疲労の蓄積により負傷退場。復帰時期は現時点では未定となっている。32歳というバレンシアの年齢を考慮すると、そろそろレギュラークラスの右サイドバックを獲得しておきたいところだ。


 もし即戦力の獲得が難しかった場合は、クリスタルパレスにローン移籍させているティモシー・フォス=メンサーのレンタルバックという選択肢もある。


サプライズがあるなら「2列目」

 もうひとつの補強ポイントが「クリエイティブなプレーができる2列目の選手」だ。


 フアン・マタを除けば、マーカス・ラッシュフォード、アントニー・マルシャル、ジェシー・リンガードらは全員スピード系だ。その役割を担うはずだった、ヘンリク・ムヒタリアンはシーズン途中からコンディションを落としている。冬のマーケットで放出の噂もあるほどだ。


 1月に開く冬の移籍マーケットでの「補強候補」にはアーセナルのメスト・エジルや、レアル・マドリーのギャレス・ベイル、チェルシーのウィリアンなど大物選手の名前がタブロイドの紙面を飾っている。


 この中でもっともユナイテッドにハマりそうなのはウィリアンだろう。ジョゼ・モウリーニョ監督が求める縦への速さに加えて、セットプレーのキッカーも務められる点も長身の選手が多いチームにとってプラスになる。


 もちろん、負傷者発生で補強ポイントの優先度は常に変わる。また移籍市場では様々な思惑が交錯するため、本当に何が起こるかわからない。


 ただ、現時点では、上記の2つのポジションを補強できればユナイテッドは合格といえるだろう。

文・内藤秀明


AbemaTVのSPORTSチャンネルではマンチェスター・ユナイテッドの注目試合を無料で放送中!

続きを見る