力の源は母の故郷・フィリピンのバナナ 関脇・御嶽海「お相撲は激しいスポーツです」

 母の故郷・フィリピンのバナナパワーで、狙うは大関だ。4場所連続の関脇としては初場所でも活躍する御嶽海(出羽海)は、日本人の父とフィリピン人の母の間に生まれた。180センチ164キロのどっしりとした体格で、得意の突き・押しを繰り出し、度々横綱・大関陣から白星を挙げている。そんな御嶽海の好物は「バナナです」。アスリートの栄養補給としても有名な果物が、フィジカルアスリートが揃う大相撲の世界で、御嶽海の体を支えている。

 大きな体ゆえに、脂肪の多さをイメージする人も多いが、実際の力士の体は鎧のような筋肉で作られている。もちろん、表面部は脂肪で覆われているが、その下の層にある筋肉だけで100キロを超える力士も珍しくない。表面上揺れている脂肪があっても、実際にはその下にある大量の筋肉で戦い合っているわけだ。


 御嶽海も「お相撲は地味じゃないんです。激しいスポーツで楽しいんだよというところを見てほしいと思います」と語った。体重150キロクラスの大きな力士が、強靭な下半身をロケットにして、全力で頭からぶつかり合う。ラグビーやアメフトの一流選手が全力でぶつかっても、びくともしない。そんな体の持ち主が、まわしだけつけて戦う相撲は、究極の肉弾戦だ。

(C)AbemaTV


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