元関脇・豊ノ島、幕下五枚目で試練の場所 再十両目前も左ふくらはぎ負傷

<大相撲初場所>◇七日目◇1月20日◇両国国技館

 関取復帰を目指す元関脇・豊ノ島(時津風)が試練に見舞われている。今場所最初の相撲で明瀬山に押し出された際、左ふくらはぎを負傷して休場。七日目のこの日、5日ぶりに土俵に上がったが全く相撲にならず、朝弁慶に一方的に押し出されて、0勝3敗1休となった。

 2016年七月場所前の稽古で、左アキレス腱断裂の大けがを負うと、患部をかばうあまり反対の右ふくらはぎの肉離れを発症させた。度重なるけがを克服し、再十両目前まで番付を上げた今場所でまたしても不測のアクシデント。前日は稽古に降りて足の感触を確かめたうえで再出場に踏み切ったものの、後半の出場については師匠と相談して決めるという。


 豊ノ島は2002年の一月場所で初土俵。2004年九月場所で入幕を果たすと、左四つからの寄りや下手投げを得意に殊勲賞3回、敢闘賞3回、技能賞4回を獲得。最高位は東関脇。2010年の九月場所では前頭九枚目で14勝1敗の好成績を収めたこともある。

(C)AbemaTV


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