横浜DeNA浜口に岡島氏 「視界から落ちて無くなるチェンジアップは武器」と改めて絶賛

 横浜DeNAは25日、アトムホームスタジアム宜野湾に楽天を迎え、2試合目となるオープン戦を行った。

 横浜DeNAの先発は昨シーズン、新人ながら10勝(6敗)と2桁勝利を挙げた浜口遥大。一方の楽天は、侍ジャパンにも選出されているエース・則本。


 3回1安打無失点と順調な仕上がりを見せた則本に対して、不安定な立ち上がりとなったのは浜口。初回に先頭のオコエ瑠偉に内野安打、島内にセンター前ヒットを許すと、5番銀次、続くアマダ―の連続タイムリーで3点を失った。


 石田、今永と並び、浜口を横浜DeNA期待の若手投手陣の一人として挙げるAbemaTVで解説を務めていた岡島秀樹氏は、「高めのストレートを打ち返されるということは、キレが良くないということ。さらにボールが真ん中に集まっている。それでは得意のチェンジアップが生きてこない」とコメント。


 しかし2回以降、尻上がりに調子を上げた浜口。4回には6番アマダ―、7番内田、9番渡辺(直)の3人を三振で打ち取ると、岡島氏は「腕の振りが良くなり、チェンジアップが落ちている。打者の視界からストンと落ちて無くなる本来のチェンジアップが決まれば、打者はそう簡単に打てない」と改めて浜口への期待を口にした。


 試合は5回に3ラン、7回にタイムリーを放った今江の4打点の活躍によって7点をあげた楽天が、メキシコのウインターリーグで打率4割以上を記録した乙坂の3ラン、さらに2016年のドラフト9位、2年目となる佐野のソロホームランなどで追い上げる横浜DeNAの反撃をかわして7-5で勝利。


 試合後のラミレス監督は「浜口は初回、3点を取られて厳しくなったが、2回以降は立ち直って良くなった。先発した梶谷がしっかり動けるのも確認できたし、後から出た選手も結果を出してくれたので良かった」と、敗戦の中にも確かな収穫があったことを口にした。

(C)AbemaTV

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